February 06.2015
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現在発売中の『婦人画報 3月号』の表紙を水引で制作させていただきました。
今回2パターン作らせていただいたひとつが表紙のコチラ。

最高のギフト、手土産、3月号、などのキーワードから何を作るかを
考えていく中で
「Ma vie」
フランス語で「わたしの人生」という言葉が頭に浮かんできました。
この4つの箱は、「誕生祝い」「初節句祝い」「結婚祝い」「還暦祝い」の
人生の大きな節目でのお祝いを表現しています。
素敵な女性の「Ma vie」

もうひとつのパターンがコチラです。
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「現代の富嶽三十六景」
3月号・・・春は別れと出逢いの季節です。
新生活をスタートさせるために上京される方も多いでしょう。
かく言うわたしも、そんな一人でした。
東京の大学へ行くために母が付き添ってくれての初めての引越しを経験しました。
不安と期待。飛行機から見えた富士山。モノレールからの東京タワー。
ついさっきまでいた福岡とは全く違うこの風景が日常になるんだ・・という感覚、
今も鮮明に覚えています。
そして母との東京見物。

嬉しさも寂しさも楽しみも不安も目盛が振りきれるくらいでした。
そんな春の東京をイメージして。富士山と東京スカイツリー。

立春も過ぎ、春の入り口となりました。


最高の出会いが訪れますように。



December 20.2014
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皆さまのおかげで第2弾が12月15日、発売となりました!
ありがとうございます!

今回もとっても素敵な仕上がりとなっています。
きっと、パラパラと眺めるだけでも楽しんでいただけるのでは!?
と思っています。

「ちょっと大人っぽい雰囲気にしたいよね!」というのが
第2弾に向けてのみんなの共通意見でした。
敏腕編集者の廣瀬さん、作品と漂う空気感までも美しく撮影下さった
フォトグラファーの枦木さん大人×かわいい×親しみやすさの
絶妙なバランスでデザインして下さったアートディレクターの林さん
こだわりぬいた撮影に感謝のフォトグラファーの竹田さん、
かわいい味わいで描いて下さったイラストレーターの後藤さん、
みなさまのおかげで、パワーアップした第2弾となりました。
そして、撮影にご協力下さった皆さま、ありがとうございました!!

ちなみに、1弾も2弾も実は良い意味でスタイリストさんがおりません。
すべてスタッフ一丸となって既成概念にとらわれず、アイディアを
出し合いながらベストを狙っていきました!
だからこそ、新しい水引の世界観に挑戦できたのだと感謝しています。

あと少しでクリスマス、そしてお正月。
大事な人との時間に水引を添えてお過ごしいただけましたら幸いです。


March 31.2014
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正気の沙汰じゃないと思われたことでしょう。
あのリンゴマークをここまでどストレートに作ってしまうなんて。

もちろん、至極勝手な"勝手にシリーズ"をさせていただいていますが
おそらく自らチョイスしてこのリンゴマークを作ることはなかったと思います。

そう、Appleで働く方から同僚が海外に旅立つ記念に、というご依頼で
アルバムを作らせていただきました。

作っていて楽しかったのはもちろんなのですが、今回はいつも以上に
気持ちが入ったのは否めません。
依頼を受けたご縁で、Appleメンバーによるパーティーに参加させていただきました。
私がこれまでにAppleのCMや商品広告などから受けていたAppleへのイメージって
ドリーミーでサプライズがスキ、感受性が豊かで人間味に溢れている、
笑顔、フレンドリー、自然体etc・・・陽の極みのようなイメージでしたが
まさに、パーティーで出会った方々はイメージそのままで、お一人お一人ぜんっぜん
違うキャラクターなのに、その人らしさを皆が受け入れていて、だから個性も際立っていて、
皆初めて会ったばかりなのにフレンドリーで笑いが絶えずとてもとても楽しく
武骨な表現で申し訳ないのですが、「あーーー、人間って素敵だな~仲間って
ステキだな~」っと心が温かく満たされた時間でした。

イメージのまま、いやイメージ以上だったことに感動。
機種を新しくしようと前向きになりました!

Nさん、そのsmileと決め台詞でイタリアの地でも席巻されることでしょうね!

行ってらっしゃい!!







March 07.2014
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『手軽につくれる水引アレンジBOOK』おかげさまで3刷となりました。
たくさんの皆さまにお手にとっていただき心より感謝申し上げます。
特別な時だけではなく、ふだんの「ありがとう」「おめでとう」にもちょっと
ひと工夫を加えて、より丁寧なものになったら・・・。
これからもそんなお手伝いができたらと思います。

今回は、書籍のウラ話をご紹介します!
写真のぽち袋は「アートぽち袋」と命名したものです。
美術館展示会のフライヤーや、雑誌の1ページなどなどを使いぽち袋に
したもの。自分的にかなりお気に入り☆
だけど・・・・
著作権などの大人の事情で誌面でご紹介することはできなかった子たちです。

小物を渡すとき、ちょっとしたお菓子を包むとき、珈琲代をお返しするときなど
ごくごく親しい相手にはこのようなアプローチもアリだと思います。

私が初めて使ったのは、早朝の幻想的な風景を走る列車のチラシ
「18切符」のものでした。
数年前の暑い夏、会社の帰りに仲の良い同僚とお茶をしました。
世間は夏休みだね、学生時代の夏休みはさ!・・・なんて盛り上がりながら。
翌日、一緒に支払ってもらっていたお茶代を18切符のチラシで作ったぽち袋に
包んで渡したら、「くふふふ・・・」と二人で思いだし笑いのようなテレ笑いのような。

そんな二人だけのストーリーがあるぽち袋も素敵です。

ちょっとあたりを見渡すと、あちこちにヒントがあります。
是非是非、自分だけのアートぽち袋、楽しんでみて下さい!




May 17.2013

先日、和歌山県の高野山へ初めて参りました。

ご縁をいただきこの秋に開催される

「第42回全日本仏教徒会議 和歌山高野山大会」のポスター制作に

携わらせていただいたのです。

 

ポスターのメインモチーフである「水引日本列島」に関してちょっと

エピソードを書かせてください。

 

2011年3月に発生した東日本大震災翌日の3月12日。

目を疑うような凄まじい映像を目の当たりにしていました。

きっと、多くの方が直ぐにでも自分に何かできないものか・・と、

じっとはしていられない衝動に駆られたのではないでしょうか。

私もその一人でした。だけども、何も出来ない自分が情けなく

ただただ、祈る気持ちで小さな水引日本列島を作ったのでした。

一心不乱に編んでいたからか、するすると手が動いたことを覚えています。

 

それから2年が経ち、今回、総本山金剛峯寺の方より「水引日本列島」を

使ってポスターにできないか、と依頼をいただいたのでした。

 

ほんのほんの微力ながらも、お役に立てるのではないかと心から有り難く

恐れ多い気持ちになりました。そして、ポスター用に水引日本列島のサイズを

大きくデザインし直す必要があり、最初の7倍ほどに編み直したのが

2013年3月12日。・・・・最初に作ったのと何と同じ日だったのです。
(10年日記を書いているので、明確に分かるのです!)

 

大会テーマである「Think Japan」と水引日本列島。

大きなうねりを作ることは難しいかもしれない。

だけど、大袈裟かもしれないけど、自分のお役目というものがもしかしたら

あるのかもしれない。ポスターをご覧下さった方が、瞬間的にでも心を動かして

いただけたらこんなに幸せなことはありません。

***

そして、このようなご縁がきっかけで人生初の高野山へ。

お天気にも恵まれ、青々とした木々は生命力に満ち溢れ、自分の中の見えない

無意識中のトンガリ角が、とてつもないマイナスイオンに削られていく感覚でした。

(気持ち良すぎてねむ~~~くなる・・・)

 

高野山とは云わばひとつの町になっていて、案内して下さったお坊さん曰く

「京都は街の中にお寺があるけれど、高野山はお寺とお寺の間に街がある」

とのことでした。確かに・・・。鎌倉時代には2000ものお寺があったそう。

 

10月に開催される全日本仏教徒会議はどなたでもご参加いただけます。

高野山の自然・木々に触れるだけれも心が澄み渡ります。この機会に是非

高野山へ行かれてみてはいかがでしょうか。

 

「悟(さとる)」は、もともとは「覚」が語源だと教わりました。

   「自覚すること」

とても大きな教えをいただきました。

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