先日、かなりの強行軍で東京へ行ってきました。
強行軍の中、どーーーーーーしてもココだけは!!!
と、半ば執念で観て参りました。
久々に細胞ピチピチ級の興奮!!!
何と言いますか、今の時代、すぐに画面に向かいサイズ感も体感しないまま
表面的には仕上がったように見えるけど、そこに何も面白みを感じない・・・
というデザインって多々あると思うんです。
けど、田中一光さんの手掛けられた作品はきちんとデザインされ、そこには
機械の力が加わっているんだけど、どれも温度を感じることができました。
なるほど。
その過程には、紙を手でちぎったり、ペンで書いてみたり、墨を使ってみたり
素材に触れる確かな感触と、そこで起こるハプニングが発展していく中で
デザインが成り立っているのでした。
最終的に「これです」というものになるまで、人それぞれ色んな方法や手段が
あるとは思いますが、私はもともと素材あってのモノづくりをしています。
素材と対話をしてその個性を理解し、手に残る感触を確かめる。
そしてイメージにはなかった偶然を受け入れながら、最終形まで積み重ねていく
自分のスタイルをもっと楽しんでいこうと思いました。
そこに温度を込めたものは、見る側に絶対に伝わる。
自分なりのリアリティーがあるかどうか。
やはりインプットの時間は大切ですね。
来年はもっともっとそんな時間を作っていこうと思います。
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