December 09.2012
インプット

先日、かなりの強行軍で東京へ行ってきました。

強行軍の中、どーーーーーーしてもココだけは!!!

と、半ば執念で観て参りました。

IMG_5376.jpg

久々に細胞ピチピチ級の興奮!!!

何と言いますか、今の時代、すぐに画面に向かいサイズ感も体感しないまま

表面的には仕上がったように見えるけど、そこに何も面白みを感じない・・・

というデザインって多々あると思うんです。

 

けど、田中一光さんの手掛けられた作品はきちんとデザインされ、そこには

機械の力が加わっているんだけど、どれも温度を感じることができました。

なるほど。

その過程には、紙を手でちぎったり、ペンで書いてみたり、墨を使ってみたり

素材に触れる確かな感触と、そこで起こるハプニングが発展していく中で

デザインが成り立っているのでした。

 

最終的に「これです」というものになるまで、人それぞれ色んな方法や手段が

あるとは思いますが、私はもともと素材あってのモノづくりをしています。

素材と対話をしてその個性を理解し、手に残る感触を確かめる。

そしてイメージにはなかった偶然を受け入れながら、最終形まで積み重ねていく

自分のスタイルをもっと楽しんでいこうと思いました

 

そこに温度を込めたものは、見る側に絶対に伝わる。

自分なりのリアリティーがあるかどうか。

 

やはりインプットの時間は大切ですね。

来年はもっともっとそんな時間を作っていこうと思います

 

 

 

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PROFILE
長浦ちえ

水引と紙、伝統と現代、ヒトとヒト。
そんなモノやコトを結びつける視点でモノ作りをしている
TIERの制作のことや日々のこと。