September 08.2016

2024年に創建1300年を迎える香椎宮。

1300年にわたり人や土地を紡いできた歴史は愛そのものであり、

その愛を水引で表現した勅使道からの入口看板、水引本殿香椎造(かしいづくり)。

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「愛つなぐ、香椎宮。」

香椎宮は福岡市東区に鎮座します。

実はこの香椎宮、全国に16社ある勅祭社の1社であり

大変格式の高いお宮さまなのです。

(香椎宮の他には、出雲大社、明治神宮、平安神宮、靖國神社、

春日大社、賀茂別雷神社、賀茂御祖神社、石清水八幡宮、氷川神社、

熱田神宮、橿原神宮、宇佐神宮、鹿島神宮、香取神宮、近江神宮)

勅祭社とは、古代より朝廷の崇敬が極めて厚い神社に天皇陛下よりの

御幣物を奉り、宣命を奏上する方を勅使と呼びます。

その勅使を迎えて執り行う祭儀を勅祭と言い、

定期的に勅使の御差遣を仰ぐ神社を勅祭社と称します。

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御祭神には、仲哀天皇と神功皇后のご夫婦が主神であり

その御子である八幡神として知られる応神天皇、

そして海の神様である住吉大神が祀られています。

夫婦の愛、家族の愛、生きとし生けるものへの愛・・・

知れば知るほど愛に満ちた香椎宮。結婚式にもおススメです!

おこがましいかもしれませんが、女性としての強さや優しさを持って

活躍された神功皇后さまは現代の女性にも共感できることが多く、

背中をそっと後押しして下さるような気がします。

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神功皇后(鹿児島県 帖佐人形)。このお人形に見守られながら作業は進められました。


この水引本殿香椎造。

細かいです。

引きで見ると絵のように見えますが、

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近づくと・・・

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細かいんです。

絵具だと混ぜる配合によって微妙なグラデーションを表現できますが、

水引の種類はたくさんあっても色数は限られてきます。

特にグレーなんて取り扱いが少ないですから、グレーの色幅がありません。

隣り合う色の対比によってグレーに見せる、という点ではとても考えました。

是非、看板をまじまじと御覧になってください!

そうそう。

今回、水引が結んでくれた不思議なご縁があるのです。

長くなるので、このお話はまた今度。

 

最後になりましたが

このような貴重な機会に携わらせていただき心より感謝申し上げます。

 

「愛つなぐ、香椎宮。」

自分の隣にいる大切な人との繋がりがさらに大きなご縁となってゆきます。

あなたも大事な人々の幸せを祈って愛をつないでください。




June 16.2016

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熊本地震発生から2ヶ月が経ちました。


私、西日本新聞さんのWebサイト「ファンファン福岡」でコラム

書かせていただいているのですが・・・


前回から2ヶ月半経ってようやく更新できました。

というもの、熊本地震のことを書かずして前に進めない気持ちでは

あるけれど、簡単に地震のことや安易に頑張れだなんて

書けませんでした。


震災後すぐは救援物資を福岡市の小学校に持ち込んだり、もっと小さな

コミュニティの呼び掛けなどにも物資を運んだりもしました。

少しずつ時間が経ち、実際に現地へ赴く友人、自分たちで復興支援の

マルシェを企画したりと行動に移している周りの方々を見ながら

何も出来ていない自分が腹立たしく、情けなく時間ばかりが

過ぎて行きました。

 

そして震災よりちょうど2か月経った614日。

震災前からお仕事をご一緒させていただいていた熊本のお客さまと

お電話で色々とお話ししました。

震災直後のこと、避難所のこと、現在の暮らし、仮設住宅のこと・・・。

そして、今回被災して初めて考えたということ、

これまでのお仕事の内容のままではいられなくなったこともお聴きしながら、

「ようやく私にも出来ることがあるかもしれません!」と。


それまでも一緒にブレストしながら

「きっとこういうこと?」

「もっとこんな雰囲気では?」

「ネーミングは?」

などと、イメージを共有しながら膨らませたりアイディアを出したり、

そんなお仕事をさせていただいていました。

まだ形になっていない何かを一緒に探すこと。

 

そして、今回の地震で大きな被害を受けた大分県にも

お仕事をさせていただいているお客さまがいらっしゃいます。

私のお手伝いできることは小さなことですが、そこから繋がっていく

沢山のお客さまを想って丁寧に形として仕上げていくことが、

今できる一番の支援かもしれないとようやく思えた614日となりました。

 

お客さまの気持ちや未来を共有して、少し先を一緒に見つめながら

自分にできることを提供していけたらと思います。


皆さまの願いと、達磨の持つ粘り強さとあきらめないことの大切さをくまモン達磨に託して。

 

想いが叶っていきますように。



May 06.2016
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2月~4月まで行われていました、福岡の商業施設IMS(イムズ)さんの
"IMS SPRING"キャンペーンポスターを制作させていただきました。

私が小学生の頃に建てられたIMS。今も変わらずお買い物やお食事で
大変大変お世話になっている商業施設です。
そんなIMSさんを中心に、福岡のスポットを水引で制作し、
福岡の街を水引で繋ぐポスターになっています。
春は出会いと別れのシーズン。
地元の方にも、福岡で新生活が始まる方にも、旅行で訪れた方にも
福岡を好きになってもらえたらいいな!と。

自分自身も地元愛は強いですが(笑)、ご一緒させていただいた皆さまも
熱いパッションを持たれた方ばかりで大変楽しく制作させていただく
ことが出来ました。心より感謝申し上げます。

水引自体が気持ちを伝えるツールであると思うので、
結ぶだけに限らず色んな表現でメッセージを伝えることが出来ると思っています。

もっともっと色々なお手伝いができたらイイな!!

そして、外壁の巨大バナーにもしていただきました。
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以前、網中いづるさんのイラストがバナーになっていたのを
こうして向かいのビルから見ていたことを思い出します。

まさかこんな日が来るなんてね^^

一人だけに喜んでもらえるのも嬉しいし
沢山の方に喜んでもらえることも嬉しい。


博多どんたくも終わり、
山笠に向けて博多の街は夏へ移り変わってゆきます。



March 10.2016
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3月より、西日本新聞さんのWebサイト『ファンファン福岡』にて
コラムを書かせていただくことになりました。

TIERのHPでも何故か熱くコアなファンの多い
「勝手にSeries」の進化版として、その名も


その時々でお祝いや感謝など水引を結びながら申し上げていきます。


どうぞお見知りおき下さいませ!



March 02.2016
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2016年2月23日。
この度ご縁をいただき、僭越ながら飯田水引協同組合
従事者の皆さまの前で講演をさせていただきました。

先月のブログ「飯田を訪ねて」はお打合せを兼ねた現地調査でありました。

今回の勉強会では、デザインの具体的な提案ではなく、
上辺のデザインサンプルとしての紹介でもなく、
デザインを組み立てるにあたりコミュニケーションの大切さや
ライフスタイルの変化に対する考え方、サポートする気持ちなど、
同じ水引を仕事とし、企画・デザインする側も 量産・製造する側の
気持ちも分かる自分だからこそ、かゆいところに手が届くような
講演ができるのでは!?と、TIERの活動内容を参考例に
お話しさせていただきました。

もちろん、TIERの例がすべての皆さまにとって適した内容では
無いと思います。
先月の現地調査でのこと。
「需要が無くなったら水引もなくなるかもしれませんよ。」
と、生水引を製造される方が仰いました。
産地の問題を少しでも共有し、自分の立ち位置から出来ることで
活性化できたらという想いです。

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実は、先月の打ち合わせでは、従事者さま向けの勉強会なので
集まってもこれくらいかな・・・なんて話していたのですが、
なんと平日の午後にも関わらず沢山の従業員の方にもご参加いただき
結果予想を上回る人数・・・
関係者皆、驚きと喜びでした!

組合員皆さまのご理解とご協力に心より感謝申し上げます。
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(飯田水引と水引バッハのコラボレーション!)

大学を卒業し、水引に携わって13年。
色々な方に教わりながら、直接的・間接的に社内外の皆さまにも
サポートいただきながら経験と実績を積むことができました。
そのおかげで今に至るのだと実感します。
私自身、先はまだまだこれから長い未知なる航海ですが、
今の自分にできる恩返しのような気もして、
今回飯田水引の皆さまとお会いしお話しさせていただけたことは、
本当にご縁の有難さを感じます。

また、産地に赴かないと出合えないこと、出会えない方、
伺えないお話しも沢山で、更に"知りたい欲"が増しています!!

伝統という大事な重さを感じつつ、時に軽やかにハミ出しながら
伝統と対峙していく魅力を改めて感じました。

そして最後の締めは、、
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レジェンド水引徹子さま。
「"面白い!"と皆さまに喜んでいただくことが、
私にとって制作を続ける上での一番の原動力。」

これまた皆さまにドドっと笑っていただき喜んでいますね、私。

デザインのことはもちろん、水引あるある質問(笑)も
積極的に飛び交い、講演終了後「とても満足した!」と
感想をいただきとても嬉しく安堵しました。

最後になりましたが、今回お声掛け下さり、
当日のご準備等々お手配いただいた各ご担当の皆さま、
役員の皆さま、そしてお忙しい中お集まりいただいた
組合員の皆さま、心より御礼申し上げます。

わたしもますます前進しなければ!です。





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